人気ブログランキング |

ムラー・ナスレッディン

今月から勉強会で、トルコの伝説の聖人である、ムラー・ナスレッディンの逸話の解説を始めました。
ナスレッディンは冴え渡る頓知で、私達の条件付けというマーヤを気付かせてくれます。
その手法は、説明ではなく突き刺すような一発です。これは日本では禅、チベットではゾクチェンの伝統の中に見出される頓悟の叡智です。ただし、禅はその世界観特有なところもあり、一般人にはピントきませんし、ゾクチェンは秘密主義すぎてしまいます。
そんな中、ナスレッディンの頓知話しは一般社会の中で展開するストーリーなので、誰もがインスパイアされること間違いなしです。
勉強会でも、始めは皆さん鳩が豆鉄砲食らったような顔して聴いていましたが、少しづつ内容が明らかになってくると、マーヤが晴れていくような顔になっていました。
理解が、ワンテンポ遅れます。これは、ちょっと難解なオヤジギャグを聞いた時の反応と一緒です。しばし後に笑うという反応です。
オヤジギャグは頓悟する脳の働きに近いものがあり、私はよく使います。時間の流れを切断し、脳に一瞬空白を作り出すことができるので、思考が一瞬エンストします。
頓悟とは、このエンストによって生み出される叡智です。
さて、話しを戻すと、ナスレッディンは、この様な笑い話、ギャグを通して私達に既成概念や条件付けといったマーヤを取り除くことを教えてくれる、珍しく、かつ、最もダイレクトな手法を通して私達を導いてくれます。
兎角、深刻になりすぎてしまう修行の世界ですから、ナスレッディンのような聖人から学ぶということは私達にバランスを与えてくれます。
修行とは真剣に。しかし、深刻にならないように。というところです。
面白い話しが沢山ありますのでご期待下さい!

by mikokoro-org | 2014-07-23 10:00